窒素酸化物の危険性

窒素酸化物とは窒素の酸化物の総称で、主に高温化で燃焼した時に、空気中の窒素と酸素が結びついて発生するものです。一酸化窒素、二酸化窒素、亜酸化窒素(一酸化二窒素)などがあります。主な発生源のひとつが自動車であり、なかでもディーゼル自動車から多く排出されます。とりわけ都市部では自動車の交通量が多いことから、大気汚染を引き起こされて大問題となりました。
なぜならこの物質は人の健康に多大なる悪影響を与えるのです。刺激性があり、のど、気管、肺等の呼吸器系の病気の原因となります。
窒素の酸化物は一酸化窒素と二酸化窒素がそのほとんどですが、一酸化窒素の人体への影響はそれほどでもありません。問題なのは二酸化窒素の方です。二酸化窒素は水に溶けにくい性質のため、吸い込むと肺の奥にまで達し、呼吸器系に炎症を引き起こすのです。主に抹消気道から肺胞に影響を与えやすく、高濃度だと肺気腫を発生したり、細菌に感染しやすくなったりします。
そこで平成4年に特別措置法が定められ、自動車排出ガス規制がなされるようになりました。国は二酸化窒素に関する環境基準を定め、排出量を減らすよう呼びかけています。自動車業界もそれに応え、様々なエコカーが登場するようになりました。

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