粒子状物質って何?

粒子状物質とは大気中に浮遊する微粒子のことです。この物質には様々なものがあり、燃焼によって生じる煤煙や、物の破砕によって生じる粉塵、また黄砂等の土壌粒子等があります。これらは比較的大きな粒子ですが、小さな微粒子も数多く存在します。燃焼によって生じる排出ガスや、石油からの揮発成分が大気中で微粒子となったもの等があります。
大都市の大気汚染は自動車の排出ガスが大きく関与しており、中に含まれる窒素酸化物等が大気中で微小な粒子を生成するのです。
特に小さな微粒子ほど健康に害を与えやすく、人の呼吸器系に沈着したり循環器系に入り込んだりして悪影響を及ぼします。粒子が小さければ小さいほど体内の奥まで達する可能性が高くなることから、PM10やPM2.5などと大きさによって分類されています。
PM10は粒子径が10マイクロメートル以下のものを指し、PM2.5は粒子径が2.5マイクロメートル以下のものになります。PM2.5はPM10より小さなことから健康への悪影響が懸念されており、世界各国でも関心が高まっています。特にディーゼル車から排出される粒子は1マイクロメートル以下であり、その危険性から各地で規制する動きが広まっています。
PM2.5は肺の奥まで到達しやすく、喘息や気管支炎等の呼吸器系の病気の原因となり、ひどい場合は肺がんまでも引き起こすと言われています。また血管に入り込んで動脈硬化や脳梗塞等の循環器系の病気の原因ともなります。

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