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規制手法の違いとは

規制手法の違いとは、排ガスの規制をする手法の違いのことになります。現在、行われている排ガスの規制の手法は、単体規制、車種規制、運行規制の3つです。
まず、単体規制ですが、自動車自体に規制をかける方法です。新車で購入する時に、一定の条件を満たしていない車を登録させないことによって、規制をかける方法です。これは新車の登録のみに行われる方法であるため、中古車などには規制がかけられていません。
また、車種規制は、一定の基準を満たしていない自動車の新規登録、移転登録、継続登録などをさせないことによって、規制をかける方法です。これは新車だけでなく、中古車も対象となってくるので、幅広く規制をかけることが出来ます。単体規制よりも効果の高い方法です。
運行規制は、ある一定の条件を定め、その基準を満たしていない車の通行を許可しないことで、規制をかける方法です。ディーゼル車規制条例がこれにあたり、東京都、埼玉県、千葉県、兵庫県、大阪府などがこれを行っています。また、乗鞍スカイライン、尾瀬、上高地などでマイカーの乗り入れを規制する方法も、この運行規制にあたります。
このように、規制の手法はそれぞれ違っており、それぞれの形で規制を行っています。

運行規制とは

運行規制とは、国が定めている自動車NOx・PM法に基づいた車種規制に加えて、各地方公共団体において定められている条例に基づいて実施される大型ディーゼル自動車に対する規制などのことです。
地方公共団体によって規制の対象となる車種や、排出ガス中に含有されている物質、規制の内容や対象地域が異なります。
規制の対象となる自動車の識別記号や、猶予期間、特殊自動車による規制対象外になる自動車についてなどの詳細な情報は、各地方公共団体のホームページにアクセスすることで確認することができます。
自動車NOx・PM法の制度に関する事項についての詳細は、環境省環境管理局自動車環境対策課または、国土交通省自動車交通局環境課や、都道府県の運輸支局整備課に問い合わせることで内容を確認することができます。
規制対象にならない天然ガス車、LPG車、ガソリン車などの低公害車に買い替えることや、平成9年度以降の新しい型式の車に買い替えることによって規制の対策が取れます。
各都道府県知事が指定している、DPFや酸化触媒などの粒子状物質を減らすことができる装置の装着が推進されています。
条例を制定している各自治体は規制対象になる車両に対して適切な運行の管理や、運転者への指導をすることができ、罰則を設けることもできます。

車種規制とは

車種規制とは、自動車NOx・PM法によって国に定められている対策が必要な地域として指定されている場所で、トラック、バス、ガソリン車、LPG車、ディーゼル車に関して特別に粒子状物質の排出基準と、窒素酸化物の排出基準を定めて、これらの基準値よりも排出量が少ない車を使ってもらうための規制です。
対策が必要であると指定された地域内において新車と現時点で使用されている車に、この規制は適用されます。
自動車が登録されている地域が、対策地域外であれば規制の対象とはならずに引き続きそのまま使用することができます。
対策地域内である場合は、自動車のナンバープレートの分類番号が規制の対象となる車種に該当するか確認しなければならず、
該当していなければ規制の対象となる自動車ではありません。
規制の対象となるナンバープレートの分類番号の車種のうち、排出基準に適合している自動車であれば規制の対象とはなりません。
自動車の型式による識別記号が、排出基準に適合していない自動車については規制の対象となります。
自動車NOx・PM法に基づく規制の他に、各地方公共団体によって独自の基準が設けられている場合もありますので注意が必要になります。

単体規制とは

現在の市販されている自動車の排出ガスに対する規制は環境省が筆頭となって展開しており、その内容については単体規制という名称で国内すべての自動車が対象となっている法律となります。
これは環境に配慮した自動車の健全な運営・クルマ社会を確立する為の手法として捉えられており、自動車から排出される排気ガスや二酸化炭素といった大気汚染物質自体を一定量としての濃度で国の定める排出基準以下とするための規制となっております。
上記で挙げられる大気汚染物質としてもさまざまな成分が指定されており、現在の日本国内で規制されている物質自体について窒素酸化物や一酸化炭素,そして実際の走行で他の人や車から排出されて視覚的にもはっきりわかる黒煙や白煙についても述べられているのが最大の特徴となっております。
ちなみにこの成分自体は粒子状物質となっており、窒素酸化物や黒煙,そして粒子状物質と呼ばれる成分については,平成元年12月の中央公害対策審議会と呼ばれる部門大会における答申の際に、短期的または長期的な展望を踏まえた上で低減させる為の取り組みを活かした目標値が定められていることになります。
元々、排出ガスの低減は比較的早い段階から展開しておりました。

硫黄酸化物の危険性

「硫黄酸化物」という言葉を聞いたことがある方は少なくないと思いますが、具体的にどういうものかご存知でない方もまた多いのではないかと思います。
二酸化硫黄(亜硫酸ガス)(SO2)や三酸化硫黄(無水硫酸)(SO3)等の硫黄の酸化物の総称で、SOx(ソックス)とも呼ばれます。
石油や石炭等の硫黄分(S)を含む化石燃料の燃焼によって発生する、大気汚染や酸性雨の原因になる有毒物質です。
特に二酸化硫黄は、大気汚染の主因と考えられており、刺激性の強い臭い、呼吸器系統への悪影響(慢性気管支炎、ぜんそく)、目の粘膜への刺激等を引き起こします。日本の高度成長期(1960~70年代)において、工業地域で大量に発生し社会問題となりました。その内の有名な事例が三重県の四日市コンビナート周辺地域で起きた四日市ぜんそくです。その後日本では、規制の強化とそれに伴う排ガス処理装置や石油脱硫装置技術の向上、脱硫経由の使用、天然ガスへの転換等により、工場及び自動車からの発生はかなり抑制されるようになりました。
一方近年は、日本で観測されるSOxの約半分が中国から偏西風によって日本に運ばれてくるとされ、越境大気汚染問題として日本への影響が懸念されています。

窒素酸化物の危険性

窒素酸化物とは窒素の酸化物の総称で、主に高温化で燃焼した時に、空気中の窒素と酸素が結びついて発生するものです。一酸化窒素、二酸化窒素、亜酸化窒素(一酸化二窒素)などがあります。主な発生源のひとつが自動車であり、なかでもディーゼル自動車から多く排出されます。とりわけ都市部では自動車の交通量が多いことから、大気汚染を引き起こされて大問題となりました。
なぜならこの物質は人の健康に多大なる悪影響を与えるのです。刺激性があり、のど、気管、肺等の呼吸器系の病気の原因となります。
窒素の酸化物は一酸化窒素と二酸化窒素がそのほとんどですが、一酸化窒素の人体への影響はそれほどでもありません。問題なのは二酸化窒素の方です。二酸化窒素は水に溶けにくい性質のため、吸い込むと肺の奥にまで達し、呼吸器系に炎症を引き起こすのです。主に抹消気道から肺胞に影響を与えやすく、高濃度だと肺気腫を発生したり、細菌に感染しやすくなったりします。
そこで平成4年に特別措置法が定められ、自動車排出ガス規制がなされるようになりました。国は二酸化窒素に関する環境基準を定め、排出量を減らすよう呼びかけています。自動車業界もそれに応え、様々なエコカーが登場するようになりました。

粒子状物質って何?

粒子状物質とは大気中に浮遊する微粒子のことです。この物質には様々なものがあり、燃焼によって生じる煤煙や、物の破砕によって生じる粉塵、また黄砂等の土壌粒子等があります。これらは比較的大きな粒子ですが、小さな微粒子も数多く存在します。燃焼によって生じる排出ガスや、石油からの揮発成分が大気中で微粒子となったもの等があります。
大都市の大気汚染は自動車の排出ガスが大きく関与しており、中に含まれる窒素酸化物等が大気中で微小な粒子を生成するのです。
特に小さな微粒子ほど健康に害を与えやすく、人の呼吸器系に沈着したり循環器系に入り込んだりして悪影響を及ぼします。粒子が小さければ小さいほど体内の奥まで達する可能性が高くなることから、PM10やPM2.5などと大きさによって分類されています。
PM10は粒子径が10マイクロメートル以下のものを指し、PM2.5は粒子径が2.5マイクロメートル以下のものになります。PM2.5はPM10より小さなことから健康への悪影響が懸念されており、世界各国でも関心が高まっています。特にディーゼル車から排出される粒子は1マイクロメートル以下であり、その危険性から各地で規制する動きが広まっています。
PM2.5は肺の奥まで到達しやすく、喘息や気管支炎等の呼吸器系の病気の原因となり、ひどい場合は肺がんまでも引き起こすと言われています。また血管に入り込んで動脈硬化や脳梗塞等の循環器系の病気の原因ともなります。

一酸化炭素の危険性

車の中で自殺を図る時、よく使われます。車の排気口から車内に繋げるという方法ですが、これは自分の意思で車内に入れるのでもちろん危険行為です。しかし、故意にやらずして一酸化炭素が車内に入ってくる可能性があるのはご存知でしょうか?
その可能性は身近にあり、誰の身にもふりかかる可能性があります。
先ほど排気口から車内と説明しましたが、排気口から出ずに逆流して車内の中に進入するというケースです。では、どういう状況で逆流が発生するかですが、2014年の今年、東京でも積もるほどの雪が降りました。この、雪が原因で逆流し、実際に死亡してしまったという事件が何件も起きています。
降り積もった雪の中、車で出かける人は多いでしょう。雪が降り積もってるわけですから、もちろん車にも雪が積もっています。その降り積もった雪が車の排出口に詰まり、排出されるはずの物が行き場を失い車内に入ってきます。そして、それに気づかない運転手は気絶してしまい、そのまま死亡するという事件です。雪国に住んでる方は当然、こういう危険が毎日のようにまとわりついてくるわけです。
雪が積もってる場合は車内の窓を開けエンジンをかけるようにし、少しでも車内に異臭や異変を感じたらすぐに車内から出るようにしましょう。寒い時期だからこそ起こりやすい非常に恐ろしい問題です。

排出ガスが与える影響とは

排出ガスの問題は、地球や人間の健康までにも影響を与えます。
特に高度経済成長期の1960~1980年代は工場からの煙や車の排気ガスなどが原因で空気がとても汚れていて、空が曇っていたと言われています。
その後、環境問題が取り上げられるようになり規制がかかるようになりました。
しかし、都市では自家用車の普及が進みなかなか空気がきれいになるのが遅かったようです。
最近では、特に光化学スモッグは、大都市などで風のない晴れた夏の日によく発生します。
光化学スモッグは排気ガスに含まれる物質が紫外線に当たって発生します。
人体には、目の痛みやのどの痛みの症状が現れる場合もあります。
この排気ガスが原因でオゾンが破壊され地球の環境問題は、国際問題にもなっています。
近年は、出来る限りは排気ガスを出さないような自動車の開発が進んでいます。
特に、水素と酸素を化学反応をさせることで電気を発生させて走る電気自動車または燃料電池自動車です。
水素と酸素を化学反応させても水が発生するだけなので、とても環境に良いと言われています。
これらの自動車が普及するにはまだ時間がかかるようですが、人間が作り出した問題に対して解決できるよう人間が力をそそぐことが必要でしょう。